現在の私のタスク管理のメインツールはLogseqです。Logseqは1日を基本単位としたツールで、「きょう」を扱うのが得意です。私にはアウトライナーでタスクを扱いたい気持ちと日誌的な記録を取りたい気持ちがあり、Logseqはこの2つの気持ちに同時に応えてくれています。
Logseqで「きょう」を扱う際には、デイリータスクリストと作業記録を分けて運用しています。やり方については、他人のやり方が自分のやり方になること - by tks - トンネルChannelでも少し書いたのですが、あれから基本的には変わっていません。
デイリータスクリストのアイデアはTak.さん、作業記録のアイデアは倉下さんの真似しただけです。以前は、1日が終わったタイミングになれば、デイリータスクリストが作業記録にもなるのだから分けなくてもいいと思ったこともあったのですが、分けてみたところ、こちらの方がしっくりきました。
アウトライナーでタスク管理をする良さは流動的なものを扱いやすいところです。アウトライナーではやることに合わせて順番を入れ替えることが簡単なため、柔軟な対応ができます。この柔軟性は、いわゆるタスク管理のツールと比べたときにアウトライナーが持っている良さです。
しかし、このアウトライナーの良さがうまくハマらない時もあります。例えば、下のような状況になったとします。
午前10時にタスクAを取り掛かり始めた。
タスクAは終了していないけれど、午前11時ごろに同僚から問い合わせがあってタスクBを先に実施することになった
この場合のデイリータスクリストを入れ替えたり、チェックマークをつけたりすることで、次のようになります。
【午前10時の時点】
【午前11時の時点】
【仮にタスクBが終わった場合】
タスクを実行する上では特に問題はありません。しかし、個人的には取り組んだ順番がわからなくなっていることが気持ち悪いです。これは、数年間タスクシュートで記録を取っていたことが影響していると思います。実行した順番通りにログが残っていないと気持ち悪いのです。できれば次のようになっていてほしいのです。
この状態をLogseqで実現できないわけではないのですが面倒です。タスクシュートを復活させる気も今はありません。以上のような気持ち悪さを解決するのが、デイリータスクリストと作業記録を分ける方法でした。
具体的には以下の感じになります。ポイントは、デイリータスクリストは流動的に扱って、作業記録は固定的に扱う点です。この方法によって、実行の際は柔軟的にやりつつ、実行した後はしっかりと記録が残って嬉しいということが実現できます。
このデイリータスクリストと作業記録の2つに分ける方法は気に入ってはいますが、どちらか一方の記述が充実しやすいことが、最近のちょっとした悩みというか、気になるところでした。
基本的には、タスクが終わったタイミング(か翌日の朝のタイミング)に作業記録に書く(もしくは転記する)のですが、作業が捗ってデイリータスクリストが充実したときは作業記録を書くこと(転記すること)が面倒臭いことがあります。
そんなことが続くと、記録を残したいのだからと思ってデイリータスクリストではなく作業記録を中心に書いていく日もあります。そうした日は作業記録は充実しているものの、デイリータスクリストをうまく使えなかったりします。
要するに、2つに分けたことの弊害があるわけです。
そんなうっすらとした悩みがあったとき(致命的に困っていたわけではない)、試しにデイリータスクリストを作業記録にembed(埋め込み)してみたら良い感じでした。
その結果、ただ単に埋め込むだけでなく、デイリータスクリストを整えてから埋め込むようになりました。作業記録として読むことになり、デイリータスクリストのままだと見にくいので、ちょっと整えたくなるのです。
例えば、やったこと、次回やることを整理してみたり、作業の中断タイミングで前後に分けておいてみたりという感じで、結果的にいい感じのレビューが自然と生じるようになりました。
という感じで、今日という流動的なものを扱いつつ、終わった瞬間から固定化していくことで私は「きょう」のタスク管理をしています。
素朴な疑問ですみません。アウトライナーでタスク管理したこともありましたが、DONE と TODOが混じってしまいうまく扱えなくなった記憶があります。
tks さんはチェックボックスが付いているのがTodo、業務記録がバレットに統一されていて、階層もしっかり分かれていて、見た目にわかりやすくイイなあと思いました。
私本人は、アウトライナーを普段使いしてると、どうしても混じっちゃうのです
その点、なにかコツなどありましたか。例えば「XXはやらない」と決めたことがあるとか…