ログについて

終わりがないのが終わり

起

ログはObsidianのデイリーノートを使って、mdファイルに書いている。凝ったテンプレートはつくっていない。アウトライン形式にしているのと、choiyakiさんの影響で連用日記を追加しているくらい。

（イメージ図）

（Log（連用）部分を開いた時）

個人的なこだわりは、連用部分がデフォルトで閉じる状態になっているところ。基本は閉じていて、ふとしたときに開く。これくらいが連用にはちょうど良い。
これが通常のアウトライン形式だと、テンプレート起動時やObsidian起動時に開いていて、目に入ってきてうっとうしい。自分で閉じる必要がある。
ちょっとした違いであるが、実は大きな違いなのではないかと、ひそかに思っている。

仕事のログにはObsidianは使っておらず、また、連用形式にもしていない。仕事は連用形式にしても嬉しいことがない等の理由はあるが、このあたりは割愛。

承

モバイル環境では、iPhone／iPadを使っている。が、諸般の事情によりPCはWindowsだ。WidowsはiCloud連携がいけていないので¹ 、ObsidianのVault（≒mdファイルを置くフォルダ）はDropboxにしている。
iOSのObsidianはDropboxフォルダを参照できない² 。なので、iOS上では1Writerというアプリを使ってObsidianでつくったmdファイルを開いている。さっと開けるし、背面タップで書き込み専用のiOSショートカットが起動する。携帯用と思えば十分だ。

書いて考える、ということはもう数十年続けてきた一方で、意識的にログを残そうと思ったのはここ一年と数か月位の間である。

親譲りの無鉄砲もとい飽きっぽい性分だが、前述したログの形式は長続きしている。Logseqをさわってみたこともあったが、結局一年以上Obsidian＋1Writerが続いているので、これで決まりかな、と思っていた。

転

思っていたが、『ロギング仕事術』の影響を受けて変化している。
影響を受けたのは、たとえば以下の点。

• ログを書き込むときに、自然と過去のログが目に入ると良い。

• 文章の形で残すと良い。タイムスタンプも大事。

仕事術の本であるが、広い意味で、「意志の力をもって物事を進めていく」のに有効であると考えている。本書の持つエンパワーメント（？）はすごいもので、とりあえず試してみたい気持ちになった。

しかし、

• 書き込み専用のiOSショートカットだと、書き込み時に過去のログが目に入らない。

• 1Writerでタイムスタンプをつけるのは少しめんどう。

どうしたものか。

結

色々試してみて、結局、iPhone／iPadにObsidian Memosを入れている。

（iPhoneだとこんな感じのObsidianのプラグイン）

これまで使っていたObsidianとは別に、新しくVaultをつくった。VaultはiCloudにして、Memos専用機として活躍している。Windowsがメインの母艦と、Memos専用機の二段構えである。iOSでは常にMemosを開いているので、さっとログがとれる。

母艦との連携はどうしているのか。

iPadの画面左にObsidian（iCloud：Memos専用機）、画面右に1Writer（Dropbox：母艦）を並べて、週末にゆびでぐぐっと母艦のObsidianにコピーしている。

（指はスクリーンショットできない図）

いまのところ振り返りも兼ねて手作業としているが、そのうちgitを使うか何かしらのスクリプトを書くかもしれない。

二段構えには副次的な効果もあった。
iOSのObsidianがさくさく動く。今後iOSのObsidianの動作が重たくなってきても、iCloudの方のログを削除すれば良い。母艦のObsidianに情報は残るので、すこしめんどうだが気は楽だ。

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安定していると思っていた運用も、一冊の本の影響で変化した。
ゴールはあるのだろうか。

……と思っていたら、『ジョジョの奇妙な冒険』第59巻（第5部）で名もなき警察官（アバッキオの元同僚）が良いことを言っていた。

そうだな……わたしは「結果」だけを求めてはいない。「結果」だけを求めていると人は近道をしたがるものだ……。近道をした時真実を見失うかもしれない。やる気もしだいに失せていく。

大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。向かおうとする意志さえあればたとえ今回は犯人が逃げたとしてもいつかはたどり着くだろう？向かっているわけだからな。
…………違うかい？

おわりに

ここでいう「真実」は、その時々での自分にとってのベスト、くらいの意味で。

1. とても分かりやすくまとめていただいている。→ Obsidianの複数端末同期方法まとめ (Mac/Windows/iOS/Android)

2. 覚悟があれば参照できる。→ Obsidian mobileをDropbox経由で同期する方法