私は情報ツールの使い方をブログなどで発表しています。その行為は多重の意義で構成されているので、説明はなかなか難しいのですが、少なくともその一つに「スナップショットを残す」があります。
つまり、ある時点で、自分がどんなツールをどのように使っていたのかを記録しておく、ということです。
ツールの使い方は時間と共に変化する
自分の”歴史”はググッても出てこない
この二つを合わせて考えると、「自分で自分の記録を残す」ことが有用だとわかりますし、たまたまそれが他の人の役に立つこともあるので、発表することはわりと「手間パ」(手間/パフォーマンス)がよいのです。
とは言えです。
すべての段階をこまめに記事にするのは無理があります。使える手間は有限なわけです。でも、ちょっとしたスクリーンショットを一枚残すくらいなら可能でしょう。
そこで以下のようなページです。
◇2025年01月26日のMy WorkFlowy | 倉下忠憲の発想工房
なんのことはない、スクショ一枚だけのページです。でも、下の方までスクロールするとそのスクショの「地層」が見えてきます。ああ、なるほど、自分はこのときこういう使い方をしていたんだなという発見や、一週回って随分前と似たような使い方をしているなという発見が生まれるわけです。そういう発見は、私の中では徐温嬉に位置づけられます。
私はよく、「自分の(自分なりの)ノウハウを作ろう」や「技法に名前をつけよう」と言っていますが、その考え方に賛同し、実践している方はぜひそれらを記録していくことをオススメします。
ブログなどで代替的に解説するのも効果的ですし、上のページのようにスナップショットだけとか二、三行の解説を添えておくとか、それくらいでもぜんぜんOKです。
できれば、Cosenseのようにこういうページがあることは普段は忘れておけるくらいの気安い感じでやるのがよいでしょう。そのための専用データベースを作って最上位項目に並べると鬱陶しいと思います。それよりも、たまたま思い出してページを作ったら、三ヶ月前のスナップショットがひょっこり表示された、くらいの距離感がGoodです。
そんな感じで日常のディティールを記録するのが、ノーティング・ライフであり、つまりはロギング生活術になるかと思います。