2025年6月のツール使用概況:アナログ編(のらてつ)
倉下さんのご投稿を拝読しました。私も最近いろいろと大きく変わったので一度まとめてみようと思います。タイトルもそのまま真似しました。
ここ数ヶ月で紙類を大規模に整理・処分して、その結果書棚にまとわりついていたもやもやが晴れて紙を積極的に使うようになりました。
システム手帳(バイブルサイズ6穴)
これはずっと前からですが、参照する情報をまとめておく用にENXSのプラスチック製の薄い手帳を使っています。
綴じているのはシステム手帳用のリフィルではなく、ただのA6紙に穴を開けたものです。システム手帳のサイズは好きですが、リフィルの縦横比が好みではないのでそうしています。(「システム手帳×A6紙」というプチ革命 | Noratetsu Lab)
外に出る時に必ず持っていくほか、卓上ではPCの脇に常に開いた状態で立てかけています。
B5バインダー
折り返せるタイプの薄型のバインダーを使っています。今販売しているものではこのタイプ。
キャンパスバインダースマートリング PP表紙・B5縦・26穴・青緑 | コクヨ公式ステーショナリーオンラインショップ
今年全体を俯瞰するためのページが何枚かと、前から考え続けている事物・概念・構想などのページがあります。いずれも、明確に罫線を必要とする場合でない限りは無地のルーズリーフを使います。
以前は「ライフバインダー」と名付けて自分の人生について俯瞰するために使っていたのですが、その機能はNotionに移転しました。
B5綴じノート
読書ノートと、いわゆる勉強の場として普通の綴じノートを再び使うようになりました。
勉強と言っても学生ではないのでそんなにバリバリ使うことはありませんが、例えばプログラミングについてもノートを作っています。最初のうちはデジタルツール上にメモしていましたが、逆に見づらいのでアナログノート(6mm罫大学ノート)に変えました。
これからスキルアップのための勉強なんかをする際はB5大学ノートを使うでしょう。
読書ノートは6mm罫、5mm方眼、無地の三種を試しましたが、結局のところ自分には無地が合うようです。罫線入りも方眼も使いかけなのでそれを埋めるまでは使いますが、それ以降は無地に統一すると思います。なお読書ノートはこれまで形式の大迷走を繰り広げてきたのですが、変なことを考えず普通のノートを使うのが一番納得できるという結論に至りました。
いずれにしても勉強的な場はB5が馴染むようです。学生時代の習慣づけによるものか実際それがちょうどよいからかはわかりません。
A5綴じノート
語学の勉強にはA5の厚いノートを用意しています。三つの言語を一冊に書いています(分けるほどそれぞれに対して熱心なわけではないからです)。
一時期積極的に勉強していたものの最近は出番を失っていましたが、また使っていこうと思っています。
語学の勉強ではあまり図や要約などの空間を必要としないので、それよりコンパクトなA5にし、極力分冊しなくて済むよう厚いものを選択しています。
B6メモパッド
B6サイズの何の変哲もないメモパッドを使うようになりました。上辺のミシン目で切り離すタイプのものです。中学か高校の頃に親からもらったものの使い所がないまま長年使い切れずにここまで来て、やっと専用の役目が生まれました。
用途は今進めている記事シリーズなどについて案を書き出すことです。思いついた時にさっと書きたいので、表紙がないのが重要です。シリーズは複数あるので素早くめくって行き来できる薄さのものがよいです。
この用途に合う何かがないかと考えた時に「こんな時こそリーガルパッドがいいのでは!?」と思い至りました。リーガルパッド自体は今A4サイズの大きいものしか持っていなかったので、とりあえず無地のメモパッドがあるからそれを使ってみようと。
前まではDynalist上でやっていましたが、アイデアを書くためにそのノードの場所に行くのが煩わしくなり、デジタルデータである意味も特にないので紙を使うことにしました。
A7カード
身内の事情でたまたまA7サイズの色つきの紙が大量にあります。カードと呼べるほどの厚みはありませんが、色つきで比較的良い紙質なのでカード的感覚で使えます。
これには単発の調べ物のメモを書いています。何かに必要というより、単にへえ~と思ったこと、いわゆる雑学的なメモが多いです。時々適当にガバッと取り出してぱらぱらめくって見返しています。
そういう調べ物用のノートについては長い間地味に困っていました。いろいろなサイズ・形式のノートを試しましたが、どんなノートもなぜか続けられないのです。そしてそもそも「ノート」では駄目だったのだということに気が付きました。
ちなみに本の引用を書いてみたこともありました。一冊から数十枚のカードが生まれます。それを数冊分やりました。結果的には私にとってそれは失敗でした。
紙片
タスクの把握と記録のためのものとして、A8程度のサイズの紙片を使うようになりました。基本的にはタスクはデジタルツール上で管理しますが、実際に実行するにあたって紙片に書き出しています。紙片の大きさは不揃いです。
経緯と詳細は先日記事にしました。最近始めたものですが、よいことが色々あるので今後も続けていく確信があります。
タスクを紙片で把握・記録する | Noratetsu Lab
この紙片は何かの印刷の裏など、ただ捨てるのはもったいないものの保存するのには向かず使い途がない紙の類を切ったものです。タスクの記録に使えば使うほど、そのような紙が消費されてスッキリしていくわけです。そのことによってタスクの記録を億劫に思わずに書き続けられています。
A4コピー用紙
図を描いて考えるときなどはA4コピー用紙を使います。一枚ずつ使う場合と、二つ折りのノートを拵えて使う場合とがあります。
一枚ずつ使う場合は、横長に使って上辺に2穴を空けておき、しばらくはクリアホルダーに挟みます。そしてアクティブ度合いが下がった時点でZ式ファイルに移り、更にアーカイブ送りになったらDリングファイルに綴じる形にしました。この方式についてはまだ具合を検証中です。
15枚単位でホチキスで綴じて作ったノート(=60ページ)も常用しています。ちょっと前にnoteにも書きました。
これは雑記帳を兼ねています。とりあえずこれに書き込み、その後適切な場所に書き直すことがしばしばあります。あれこれノートを列挙してきましたが、日常的に開いているのはこの雑記帳です。他のノートは明確な目的があって使うものなので毎日は開きません。
他にも細かい用途でいくつかの種類のノートを使っています。
以前はノートのサイズや形式の選択に必然性がなく迷走を続けていましたが、紙類の大整理を経て急に形式と用途の対応関係に確信を得るようになり、持ち腐れになっていたノート類にそれぞれ相応しい役目を与えられるようになりました。
その感動を表現することはできませんが(話が個人的すぎて表現されても読み手は困るかと思いますが)、そのような変化があったので今回投稿してみました。
デジタルツールについても書こうと思います。