Humanity?
ポメラをつかうようになり、ポメラのキーボードをたたくのに慣れたくて、ポメラをもち歩くのに慣れたくて、そして、ポメラで文章をかくのが楽しくて、ポメラをつかう時間をつくっています。
Twitterの文章でさえ、ポメラでかいたりしています。
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そして、意外な副作用として、ポメラをつかうにつれて、ポメラのよさが分かるのと並行して、Emacsのよさもしみじみ実感するようになりました。
ポメラの画面の4−5倍あるMacBookのスクリーンに、HHKBのキーボード(外付けキーボードのひとつ)。そこでキーバインド(Emacsジャーゴンでショートカットキーのこと)で、カーソルをあちこちジャンプさせながら文章をつくる感覚は、他に変えられないものがあります。
違和感を少し感じるキーバインドを変えてみたり、やっぱり体を慣らした方がいいかと元へもどしたり。ひらめいた新しい機能をつくるコードを試したり、失敗したり (笑)。そういう道具づくりもいっしょにして、文章をつくる。
そうかくと、かっこよく道具を自分用につくり変えているようですが、よく考えるとたぶんそれはちょっとちがう。
道具をいじったり、それをつかってかく作業をしながら、自分が道具に教わっているような感覚があります。
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Emacsとポメラ。このふたつは、どちらもぼくの道具。
どちらも1年や2年ではない、長い時間をとおしてデザインされ〈カタチ〉にされた道具。そのそれぞれをつかう自由がぼくにはある。
ほんのちょっとですが、人間でよかったなと思える瞬間です (笑)。