ぼくのGTDのはじまり
ぼくが GTD について学んだのは、David Allen さんの本2冊だけです。
『ストレスフリーの整理術』(原題: Getting Things Done. 2001), 田口元監訳, 二見書房
『ストレスフリーの仕事術』(原題: Ready for Anything. 2003), 田口元監訳, 二見書房
英語好きのぼくにしてはめずらしく、和訳しかよんでいないと思います。加えて、OmniFocus の英語版マニュアルの解説が GTD 実践上参考になった記憶があるのですが、本当に OmniFocus のマニュアルだったか、今ひとつ自信ありません。
この本をよんだ当時、自分の研究と仕事が両立できず、自分の研究をつづけるかどうか、あれこれ考える日々を過ごしていました。
シンドイ時期だったように覚えています。なので、David Allenさんの GTD との出会いによって、自分が「救われた」感覚があります。
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Getting Things Done という分かりやすい名前の方法があることをしったのは、北米の Tech 系、minimalist 系の情報を発信している人たちがかいたブログや本でした。
それまでのぼくは、仕事でシンドイときがあったとしても、タスク管理の本をよもうとしていなかったように思います。周囲に、タスク管理の本をよんだり実践したりしている人のいなかったことが、いちばんの原因と思います。
ブログ記事を本格的によみはじめたのは、Mac の情報を集めようと John Gruber や Marco Arment などの記事をよむようになったのがきっかけでした。
やがて、彼らの記事にでてくる minimalists とよばれる人たちのブログをよむようになりました。たとえば、Patrick Rhone や Shawn Blanc といった人たちのブログです。今でも、ぼくは彼らのファンです。
余談ですが、その後しばらく、日本語でかかれたブログをよまなかったのですが、アウトライン・プロセッサーについてしらべている最中にTak.さんのウェブサイトを知り、そこからブログ Word Piece にハマったのが、日本語のブログをよむようになったきっかけでした。
そして、Word Piece で引用されていた Dave Winer さんの Scripting News と、Leo Babauta さんの zen habits のブログを過去に遡ってまでよんだことが、ぼく自身がブログをかきたいと強く思うようになった原因です。今も、その気もちが大きく変わっていないことは、小さな誇りでもあります。
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GTD の話しにもどると、上の minimalists たちの記事の複数に、David Allen さんの名前や、Getting Things Done ということばが出てきたのをきっかけに、GTD がどんなものか、しらべはじめました。
その後すぐに『Getting Things Done』が邦訳されているのを知り、東京駅そばの丸善で買い、そばの Starbucks で、そして帰りの電車でむさぼるようによんだこと、丸善のどの本棚のどこに置いてあったのか、Starbucks のどの席に座ってよんだのかも含め、よく覚えています。
本の裏表紙にぼくの文字でかかれた購入日をみると2010年8月27日。これが、ぼくの GTD のはじまりです。
(つづく)