NeXTSTEPのFile Viewerは、たくさんのファイルを管理しやすく、使いやすかった。macのFinderは正当な後継だし、Windows Explorerも影響を受けているが、なぜか、macを触ってもWindowsの場合でも、NeXTとほとんど同じ操作をしてるのに、NeXTほど良い感じがしない。
Miller columns(en.wikipedia.org)
ところで、私は十数年前から、仕事場でScanSnapを使用していた。紙文書を管理するのは、私にはとても難しいことだった。その頃、かっこいいアルファブロガー達は、皆が皆ScanSnapをきれいに整頓したデスクに置いて微笑む写真を公開していた。
ScanSnapを調達した日、私のデスクにアリ塚のように積み上がってた書類が消えた。これがライフハックか! と私は痺れた。
さて、PDFを管理するのに使っていたソフトウェアについて。それはAppleのiTunesだった。MP3ファイルなどの音声ファイルを管理するソフトウェアであるけど、歌詞カード等のドキュメントを扱えるようにと用意された機能のようだ。PDFを放り込むと音声ファイル同様に、名前を変えたり、タグのような属性をつけたりできた。
そして、NeXTSTEPのFile Viewerライクな操作画面でブラウジングが可能。Finderよりも使いやすい。
属性は、もともとCDなどの音楽パッケージのためのプロパティなので、横滑りするようにして使っていた。
曲名→書類名
アーティスト→文書作成者(または組織)
アルバム名→「2022年」など記載。同じアルバム名を付けたファイルは、1つのフォルダに纏まる
ジャンル(音楽ファイルの場合はジャズ、ポップス等)→請求書、学級通信、おくすりの写真 等
そのほか、コメント欄に30文字程度好きなことを書けたと記憶してる。
古いノートPCにこのシステムを作って、音声ファイルとの共存はさけた。1カテゴリーを1体のマシンで扱ったのが良くて、使いやすい環境だったが、3年くらいで止めてしまった。理由は覚えていないが属性入力が面倒になったか、かっこいいライフブロガーが何か別のことを始めたので、そちらを見にいって戻らなかったとか、そんなことだろう。
ScanSnapは、ときどき新製品に買い替えて、現在も使っているが、いつもアリ塚が残っている。
今は、Appleの「ブック」で私がiTunesでしていたようにPDFを管理できるらしい。あの頃の私のやる気は戻らないので、知ってるだけで活かせない情報だ。