かな〜〜〜〜り前に、Evernoteについて話題が上がっていました。そういえば「ポストEvernote時代の情報整理」みたいなことを考えようと思っていたのが、この共同ニュースレターの一つのきっかけだったような気もします。
さて、先日見かけた以下のツイート。
倉下がまとめようと思っていた話のちょうどよい問題提起だと感じました。あちらこちらに書き散らかしてきたこともまとめながら、このテーマについて「少しずつ」(これが重要)考えを進めていきましょう。
うまくいく場合
たとえば、Evernoteに限らず、何かしらの情報ツールと出会って、まっさきに「ダメだ」と思うならば、破綻はしないでしょう。破綻するということは、ある程度は使えていたことが前提となります。
ではまずその「使える感じ」を考察しましょう。
一般的に、情報ツール、特に情報を保管しておき、それを取り出して使うツールがうまく使えているときは、「求めている情報を探して見つけられる」という出来事がある程度継続して起きているはずです。多少うまく見つからないことはあるにせよ、大きくみればだいたい見つけられている、そういう体験です。
では、どのようにすれば、そうした体験の発生確率があがるでしょうか。
答えは簡単で、保存してある情報が明確であること、あるいは用途が具体的にイメージできること。これです。
言い換えれば、何が保存されているのかが把握できている状況か、あるいは「こういう状況で、こういう情報を取り出す」といったシチュエーションが具体的な認識として定着している状況であれば、上記のような出来事が高い確率で生まれるでしょう。
「仕事で使う」といったシチュエーションでEvernoteがうまく使えることが多いのは、保存する情報が限定され、またどう使うかを身近なレベルでイメージしやすいからだと想像します。同じように趣味でもプライベートでも、情報運用のワークフローができあがっている局面において、その保管庫としてEvernoteを使うのは大きな破綻を避けられるでしょう。
逆に言えば、そうでない状況が破綻を招き寄せるわけです。
(たぶん続きます)
良い着眼点だと思います。
ぜひ、続きを読みたいです。