タスクの具体と俯瞰
以下の投稿を読みました。
たいへん有益な視点が含まれていたように思います。俯瞰と具体です。
私たちが実行モードに入っているとき、全体像は不要で、むしろ有害なことがある。とは言え、何かしらの全体像を持っておかないと不安感はある。ポイントは「不安感」という感覚で、それがなければタスクの実行がままならないかというとそういうわけでもない、という感じ。だから、実行レベルだけを考えると有意味さを見出せないのですが、たしかに心理的な効用がありそうです。
で、その俯瞰的なモードは、あくまで不安感を拭うためのものなので、直接的にそれを操作(編集)できなくてもいい、というのはたしかにその通りだと思います。データとしては、具体的な行動の記述(いわゆるタスク)があり、それらのデータから俯瞰が「組み立てられる」というやり方でも十分なのでしょう。
たとえば、Dynalistで具体を操作し、Dynalist APIで取得したデータから俯瞰のビューを生成したとしたら、片方でDynalistを開き、もう片方で生成した俯瞰ビューを開いて、操作そのものはDynalistでやればわざわざ俯瞰ビューからの編集を考える必要がなくなります。
同様にスケジュールのデータを考えるとしても、一つひとつの予定のデータがあり、俯瞰ではそれらが統合的に表示されたらもう十分でしょう。わざわざ統合的なデータを別に持つ必要はないわけです。
ようするに、俯瞰というのは俯瞰できればいいし、個々のデータへの操作はそのビューで行えなくても構わないと考えられます。あるいは、俯瞰ビューでは操作できない方がよいとすら言えるかもしれません。なぜなら、それはトップダウンが強めの操作を要請するからです。そうした操作が起こしてしまう弊害というのもあるのでしょう。
org-modeのAgendaという機能も、基本的な似たようなコンセプトが生きていると感じます。データはバラバラに持つけども、特定のビューにおいてそれを統合することで俯瞰を可能にする、と。
もちろん、上記のようなコンセプトを決めたとしても、さらに詰めなければならない詳細はいくらでもあるわけですが、一つの指針として十分に検討に値する要素だと思いました。


