ポメラを2時間つかって考えたこと
この文章は、ポメラでかいています。今日の昼、注文していた大学生協の文房具売り場から、引き取ってきたポメラDM250です。
まずは、外側の印象からお話ししましょう。折りたたんだポメラを手にもったときの、手に馴染む度合いは、なかなかのものです。つや消しの黒に近いグレー、あるいはマッドグレーと呼べばいいでしょうか。
手に馴染むのと、全体の質感が軽そうに見えるだけでなく、たぶん大きさの割に軽い(つまり密度が小さい)せいか、620グラムという数字よりも軽く感じます。ポメラひとつもって、近くのカフェに出かけてみよう。そうしたくなる、重さと肌ざわりです。
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手に馴染む材質なので、折りたたんだポメラを開くのも、つい無駄にやりたくなるほど、かんたんで心地よいものです。
そして、中の画面が見えるほどに開いた頃にはすでに起動済みで、開き終わってからそうですね5−6秒まてば、前回ポメラを閉じたときのファイルが開き、入力再開できます。この軽快さが、ポメラとぼくの距離をぐっと近づけてくれます。
画面は、しってのとおりのモノクロ。バックライトの明るさは手動で調整できます。ぼくは室内の明るい部屋で使う場合で、目盛りの真ん中よりやや暗めにしました。
文字の黒は漆黒ではなく、ほんの少し青みがかっています。万年筆好きの人なら、ペリカンのインクのロイヤルブルーに近い色をイメージしてください。
文字のデザインは、OsakaかHelveticaのような、あるいは丸ゴシックの等幅フォントのデザインにも似ているでしょうか。文字のサイズは大きめです。
画面全体は、柔らかい感じがして、でもそこにデジタルの匂いがする味付けで、ファイル名や文字数、IME変換モードやバッテリー残量の表示があるバーは下に置かれています。
そして、画面の表面はガラスでしょうか。材質の透明感がマッドグレーの本体と合わさり、心地よく感じます。
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キーボードはやや小さめで、ていねいにタイプする必要があります。ひとつずつ、ていねいに入力する必要があります。これはたぶん、ぼくの指に馴染んでいないからでしょう。
ていねいにタイプしながら、画面を大きな文字で埋めていく作業は、ものをつくっているという感覚をしっかり育ててくれます。こうやって、文章をひたすらかいていたい。そう思ったりします。
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キーへの反応に限らず、すべての反応が高速です。0.1秒も待たせない、というこだわりを感じます。
ファイルの保存、アンドゥ、指定行へのジャンプ、辞書の表示、画面モードの切り替えなどのためのメニューバーは、menuキーをおすと瞬時に表れ、矢印キー操作にも遅れることなく、素早く実行されます。
この軽快な操作感、そしてシンプルなメニュー構造も、すべてがポメラというツールの大切な機能としてつくりこまれている印象。
ポメラを動かすOSやほかのソフトウェアの中身をほぼしりませんが、ファイルは基本、テキストファイルとして保存/編集されているようです。
とくに魅力を感じるのは、マウスやトラックパッドなどのポインティングデバイスなしでも、自然に操作できるようUIができていること。
Emacsのように禁欲的にキーバインド操作の修行をしなくても、矢印キーとmenuキーや、シンプルなメニューを使うことで、自然に文章作成のためのカーソル操作をこなすことができそうです。
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ポメラは、そのウリとされるメモのためのデジタルディバイスの機能を研ぎ澄ますために、specを無闇に高める方向に走らず、シンプルな機能に押さえながら、あくまでもハードもソフトも軽快にすることにこだわったツールだと感じています。
その結果、おそらくメモのためのデジタルディバイスという枠を越えて、さまざまな用途に使おうとする多くの人の手に届きつつあるのだと思います。


beckさん、tasuさん。ぼくがポメラを買うことを決めたのは、今年の3月末、岩手のフィールドでした。関東に戻って4月初めに買おうとしたら、DM200が生産終了したことをしり、「いや〜、参ったな」と思っいました。どうかエイプリル・フールであって欲しいと願ったことはナイショです。その少しあとにDM250のウワサが聞こえてきて、小躍りしたのを覚えています。ポメラは今も現在進行形なのです。そのポメラの今を楽しむのは、あたり前ですが今しかありません。その気もちをかきました
ポメラの起動の速さについて、少しハヤトチリしたことをかいたので、(2回) 修正しました。申し訳ありません。でも、この軽快さの感覚は変わらないことは、100% sure です (←意味不明?)