こんなものを夢みています。
まずソフトウェア。画面は大きく3つ。todolist (= To-do list)とnote、そしてsmalltalk (= Smalltalk)。
これらはすべてSmalltalkでつくられています。つまりOSとアプリという概念的な区別は不要。そしてユーザーが望めばすべてをつくり変えることもできる。
note画面に走りがきしたものをtodolistに、スタイラスで突きさして落とす感じでもってこれます。文字は手がきのままも、好みのフォントに変えるのも可能。
todolistは、Patrick RhoneさんのDash/Plusシステムをデジタルに実装。ただし7つ以上のリストはかきこめない。それをオーバーしたものは、macOSに置いたBikeやWorkFlowyに転送される。
逆にBikeやWorkFlowyからこのページへタスクの転送も可能。Bikeには「その日付をすてろ」で紹介したアウトラインがある。このアウトラインのpresent階層が、夢みるデバイスのtodolistと同期している。
todolistもnoteも手がき可能で、キーボードでタイプしてかくこともできる。
noteは機能をシンプルにしたEvernoteのようなシステム。何でも放りこんでおけるパーソナルデータベース。検索とその結果表示が速い。たとえば何かの資料を撮った写真や紙のノートをスキャンした画像も貼っておけるようにもしたいけれど、動作が重くなるくらいなら、テキストデータだけでもいい。
ハードウェアは軽くて防水。画面はタッチパネルで反応速度の速さとバッテリー寿命重視。なので場合によってはモノクロでもいい。
スタイラスも装備。重さもグリップなどに関係する形も万年筆のようなもちやすさを目指す。たとえばLAMY 2000やLAMY dialogのようなデザインはどうか。ペン先を守るためキャップをつけるかボディに収納可能にする。
スタイラスをデバイスにくっつけて運ぶなんて無粋なことはしない。胸ポケットかジーンズのポケットに差して、あるいは他のペンといっしょにペンケースに入れよう。普段は万年筆としてつかえる。
外部キーボードを有線でも無線でも、とりつけられる。キーマッピングできるソフトウェアもつくっておこう。
ハードウェア本体もスタイラスも、そしてソフトウェアも10年から20年継続してつかえる設計であり、部品供給のシステムが整備されている。
ソフトウェアはSmalltalkだから、もちろんシステムまですべてを見たりいじったりできる。
ハードウェアはたとえばボディの色はもちろん形を変えるオプションもある。たとえば物理キーボードのないタイプ、軽さ重視のタイプ、頑丈さ重視(遠くへブン投げてもOK)のタイプ、本格的なカメラに接続するタイプのボディもある。
中身もボディもキットで買って組み立てられるし、第三者が機能拡張する部品をつくるための情報も公開されている。