ババヘラアイス
夏の秋田の風物詩
ババヘラアイスは、秋田県の若美町(現男鹿市)の冷菓会社を起源とするアイス菓子。おもに夏場の行楽地の駐車場や、幹線道路の路肩が広くなっている場所などで、目印のパラソルを立てて露店で販売している。神社の祭典や、小中学校の運動会、海水浴場などに出店していることもあった。
名称は「婆さんがヘラで(もりつける)アイス」の意味。
コーンに盛り付けるが、ソフトクリームではなくシャーベットに近い、保冷ジャーのなかで固まっている氷菓子を、ババが「シャッ、シャッ、シャッ」と音を立てて削ってコーンに盛り付けてくれる。そのとき空気が混ざって口当たりが良くなっていると思われる。コーンにのせるデザインは、出会ったババしだいだが、薔薇の花のように美麗に盛り付けてくれるババは名人と呼ばれる。
写真は、私が出会ったババとアイス(2015年10月18日)
ウィキペディア(Wikipedia)「ババヘラ」 では、「バナナ味とイチゴ味」と記載されているが、これは何かの間違いで、黄色のアイスとピンク色のアイスであるのは間違いないが、どちらも砂糖水の味だと思う。じゃっかんの香料が含まれてはいるようだ。
秋田県には男鹿市を中心に、4社ほどの冷菓会社があり、夜明け前に、保冷ジャーとパラソルを積みこんだマイクロバスが発車し、ババ達を乗せて県内外のスポットに向かう。
たまたま、釣りにいくために早朝から車を運転していた知人は、ピンポイントでババと装備を降ろしていくバスを見ながら、落下傘部隊のようだと感心したという。
学校が夏休みの時期は、高校生や大学生などがアルバイトをすることもあり、彼女達は「アネヘラ」や「ギャルヘラ」などと呼ばれる。めんこいアネヘラ販売員は、ルートで走るドライバーなどがファンとなり何度も買われることがある。私は、バイクでツーリング中に後ろから走ってきたトラックに停められて、ドライバーに話しかけられたが「あの子はすごくいい子だから、アイスを買ってあげて」と真顔で言われたことがある。



はじめまして。 るう @ruu-embo と言います、記事とっても良かったです
最後のエピソードは片岡義男さんのエッセイにでてきそうです(^^)
私のババヘラアイスを載せたかったのですがこのコメントには写真が追加できないみたいなのでTwitterに張りました
https://twitter.com/ruu_embo/status/1544821572514754560?s=20&t=607OZBPRjFCW68bXg54gQw
出張で秋田に行ったときですが、夜ごはんのあとホテルに帰る途中で学生さんのグループが路上で竿燈の練習をしていたのが印象に残っています。