トラックボールの動きの合理性について
お題から脱線しますが 前回の左手トラックボールの動きのはなし。
私の使っているslim blade proというのは大玉と呼ばれるトラックボールで、55mmの玉の周りに4つの割り当て可能なボタンがあります。
マウスのように使うのであればCやDに左クリックをあてはめるのが正解の様に思うのですが、手の小さい自分にとってはCDはボールを乗り越えて押さなければいけないので、ボタンを押すのに手首の位置を移動する必要があります。図のように同じ4ボタンでも下の方が広くなっているし、ここはABをメインで使うのが良いでしょう。
そこで単純に考えたら、左手の人差し指から小指の4本でトラックボールを操作して、Aを親指で押せばちょうど良いじゃん、と思ってしまいますよね。
ことろが前回書いたようにコレが全く上手くいかない。
特に特定の位置(ファイルのクローズボタンなど)に移動したポインターをクリックするというのがお前は幼稚園児か!と突っ込みたくなるくらいうまくいかない、なぜだ。
そこで小指にしたら上手くいった。これは親指では橫腹でなでるように押す動作をしているのに対し、小指では垂直にたたけるからではないか、と考えたのが前回の記事です。
でも、もう少し考えてみたら、トラックボールとボタンの操作が同じ左手の指で行うためじゃないかと思い当たりました。
何が言いたいかというと、(右手で)マウスを使う時は、ポインターの移動は指を使わず手首や肘、手全体の動きで位置移動で行います。ポインターを良い位置に動かして手首を固定した後に指を使ってでボタンを押し込みクリックします。
それに対してトラックボールの場合は、ポインター移動を4本で行い、指で良い位置にいるボールの向きをホールドした状態で親指を動かしてクリックする。多分その親指の動きにつられて押さえているはずの4本の指がぶれてしまう(もしくはボール位置をホールドするのが難しい)のではないかと思います。
しかも私は手が小さい関係で真上からトラックボールを動かすと言うより、4本の指でボールの左側面を横からなでるように動かしています。
なので、トラックボールを動かして目的地についたときにそのまま小指を真下におとしてBを押すのは全く自然な動きになります。
それに対してAは真逆の向きに指を押し込むのでなんというか、人さし指と親指のVの谷間のところで筋肉がケンカしているような力具合になります。
これが、自分の使い方の場合左手でトラックボールとボタンを動かす際の動きの合理性なのだなあとわかりました。
そして、マウスとトラックボールって同じようで運動理論がちがうんだっていうのも面白い発見でした。