ぼくのノートツールは Smalltalk と Org
以下は、gofujita.substack.com に7月9日に投稿した記事です。こちらにも投稿します。
===
うちあわせ Cast 108回を聴きました。
ノートツールのお話しは熱く熱く、尽きないですね。Tak.さんの OmniOutliner を opml ファイルで使っているなど、ハック的な情報も多くて参考になりました。
*
ここでは、うちあわせ Cast で何度も話題にのぼっているノートツールについて、ぼくの考えをかいてみます。
自分の考えるツール、ノートツールとして何をつかうか、という問いですが、自分なりの答えにたどりついた感覚があります。
あるアプリに出会って劇的に決まった、という形ではなく、3年ほどのあいだに、行ったり来たりしながらだんだんと落ちついてきた、という感じでしょうか。
*
具体的には Smalltalk と Emacs/ Org の2つを、考える道具やノートツールとして育てていくだけでほぼ満足、という気もちが大きくなりました (え? もう分かってた!?)。
Smalltalk はいわゆるシミュレーションしながら考える場、Emacs/ Org は「オレのアウトライナー」として育てつつ書きながら考える場にしたい、というイメージをもっています。
その一方で、Bike や OmniOutliner のような、完成度が高く美しいアプリもつかいつづけるつもりでいます。
すばらしい能力をもったプロがつくったアプリを買って (課金して) 応援したり、つかいながらコミュニティにも顔をだしながら愉しみ、そのツールから学ぶことも、つづけたいと思っています。
*
Web 技術をつかったノート環境については、最近考えを変えました。
結城浩さんの「小さなウェブサイト」づくりをよんで、ぼくのウェブサイト「gofujita notes」をブログ発信の場だけでなく、やってくる人がもう少し別の愉しみもできる場に育てたい気もちが、少しずつ大きくなっています。
それでも、Web 技術には、少なからず苦手意識があります。いわゆる流行りであり、多くの人がよってたかって大きくしている技術。
オンラインに情報もたくさんあるのですが、そのどれをみても部分的にしか分からない感覚があり、ちょっと途方にくれていました。
そこでたまたま、結城浩さんのことばをよみ、ハッとしました。
自分がやりたいことをはっきりさせて、具体的に試し、その記録を残していく。
よく考えれば、今まで自分が Web 技術以外でやってきたことに近いものです。Web 技術であっても、自分のやり方をもう少し信じてあげて、繰り返していこう。
結城さんのことば以外に、オンラインで他の方たちから教えていただいたことも、具体的に何をしらべるかを考える上で、とても参考になったことも忘れてはいけません。
*
倉下さんやのらてつさんのが、ブラウザ環境と JavaScript や TypeScript (?)、Python などをつかって、気取ることなく楽しそうに、サイトやウェブアプリ (?) をつくっているようすをみて、刺激を受けている人も多いと思います。
ぼくも、そのひとりです。
そして、倉下さんやのらてつさんと同じことはとてもできないしやらないけど、ぼくだったら何ができるだろうか、と考えるようになりました。